新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック(世界的流行)の影響を受けて、人々の価値観や社会・産業の構造が大きく変わろうとしています。当社は、その底流にある文化的な価値観や社会的な規範に及ぼす影響を、個人や社会の合理的な変化を促すシグナルとしてとらえ、未来の不動産マーケットの構造変化を見据えた投資戦略を提案していきます。
当社は、2005年の設立以来、独立系のインベストメント・マネージャーとして、日本の不動産へ投資を行う投資家向けにサービスの提供を行ってきました。特に海外投資家によるセパレート・アカウントでの運用実績を着実に積み上げています。
また、当社は、2018年8月、ダントーホールディングス株式会社(東証一部5337)の100%子会社となりました。今後は、ダントーグループの一員として伝統ある歴史を重んじ、固有の文化に融合させ、さらに質の高いサービス、新しい価値の創造へと継承・発展させてまいります。
リーマン・ショック以降、各国の積極的な金融・財政政策により、世界経済は復活を遂げ、投資・運用資金は劇的に増えることとなりました。アジア諸国をはじめとする新興国の経済も大きく成長し、これらの国々から新たな資金が投資運用マーケットに供給されています。さらに日本国内の公的年金も、不動産を投資対象とする積極的な資金運用を開始しました。このような背景から、日本の不動産に対する国内外の投資家のニーズは今まで以上に高まっています。
一方で、2020年に入り発生した新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック(世界的流行)は、人々の生活様式や働き方、会社のあり方に大きな影響を及ぼしています。パンデミックが終息した後も、完全にコロナ前の世界に戻ることはなく、いわゆるニューノーマルが確立されるとともに、ITインフラの重要性は更に大きくなり、eコマースもより進展していくと見られています。
このような社会構造の変化は不動産投資運用マーケットにも大きな影響を与えるものと考えられますが、それがどのような形で現れるかを、これから見極めていく必要があります。
当社は、不動産投資運用マーケットにこれから起こるであろう変化を的確にとらえ、世界経済のパラダイムシフトを見据えながら、お客様のニーズに真に応えられるよう、時代時代に応じた質の高い、透明性のある投資運用サービスを提供してまいります。
代表取締役会長CEO